音大生は一日中ピアノを練習するの?
こんにちは!高知市「西久万ピアノ教室」主宰の山本扶美です。
ピアノ教室の生徒さんや保護者の方から
「音大生は、一日中ピアノばかり弾くの?」
「お金がすごくかかりそうですよねぇ…」
と尋ねられることがあります。
確かに、身近に音大卒の方がいない限り、なかなか詳しいお話を聞く機会はないかもしれません。
音大によって雰囲気は違うと思いますが、今日は私が通っていた東京音楽大学を例に、音楽大学についてお話をしてみたいと思います。
※私が音大に通っていたのは20数年前の昔…笑。その後、音大に進学した教え子たちからの情報も加えてお伝えします。
音大って、ピアノばっかり練習するの?
いえいえ、専攻の楽器ばかり弾いてるわけではありません。
一般教養の授業もしっかりありますし….。
私が音大に入学して一日目の授業は、なんと「人類学」でした(゚Д゚;)
入学して早々、しかも一日目にいきなり“頭蓋骨”の絵を描かされて、面食らったものです。
体育の授業では、長野のスキー研修にも行きましたよ。
とはいえ、音楽を専門的に学ぶカリキュラムがガッツリ組まれているので、自分の専攻する楽器の個人レッスンを中心に、音楽に関する授業をみっちりと受けられます。
まさに“音楽漬け”の毎日を送ることができます。
そして、一般の大学の卒業時の「卒論」が、音楽大学では、演奏をする「卒試」となります。
ホールでドレスを着て演奏をし、卒業となります。
お金がいっぱいかかりそう…?
確かに、華やかできらびやなイメージがありますものね。ドレスを着る機会もたくさんありますし。
私立の音大の授業料は年間約200万!
ピアノ専攻だと、グランドピアノを置ける防音のマンションも探さなければいけないし…。
今思えば、四国(高知)の片田舎から、よく出してくれたものだと。
我が家の場合は、相当の無理をしてくれたはず。
両親には感謝しかありません。
私は音大に進学することを決めたのが遅かった上に、初めての都会暮らしで、入学時は毎日オロオロ。
周囲は音高出身者も多く…ビビりまくりの毎日( ノД`)でした。
でも、当時の東京音大はかなり年季の入った建物で、キャンパスの落ち着いた雰囲気(かなり地味目?笑)、気さくな友人に恵まれ、案外すぐ馴染むことができました。
町の食堂のような小さな学食の、格安の日替わり和定食が美味しくって(^^)毎日食べてました。
母校「東京音楽大学」の新キャンパスが凄すぎる☆
私たちが通った、古い池袋キャンパスには2008年には「100周年記念ホール」が建築され、その後2019年に中目黒・代官山に新キャンパスが開校。
現在は、都心に2つのキャンパスがあります。
☆3年前に同級生と、代官山の新キャンパスツアーをした時のレポートです。
都心の一等地に突如現れた、静寂の空間☆彡
会談にさわやかな風が通り抜けて、なんと気持ちの良いこと。
平日なのにえらく静かだなあと思ったら、完全防音で外には一切楽器の音が漏れないらしいです。
学生カフェと言っても、あの「DEAN&DELUCA」!
カフェと食堂は一般のお客さんも利用できるそう。
しょっぱなからテンション上がりまくりで校内へ。
学内を歩いていると、大学にお勤めの同級生にばったり遭遇、卒業以来の再開に盛り上がったり、高知出身の学生さんが声をかけてきてくれたり…とホントに楽しい時間でした。
新しいホールも見たかったのですが、授業中ということで、またの機会に。
「東京音大カレー」が本格的で美味しくて、その後は学生カフェでしばらくお喋り、代官山のお洒落ショップを見て解散。
いい思い出になりました。
その後コロナで、なかなか上京は難しくなりましたが、落ち着いたらまたゆっくりキャンパス巡りをしたいです。
なんだか、食レポみたいになりました^^;
素晴らしい音楽環境で、今の学生が羨ましいです。
音大の雰囲気、少し感じていただけたでしょうか。
東京音楽大学のHPからリンク貼らせていただきました↓↓↓